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20170203日(金)03時43分

NIS-POP文字/創英角ポップ体についての考察+α

★2017年3月1日、内容を更新。

ニィスフォントのNIS-POP文字と、MS Officeにバンドルされているから素人にセンスのない使い方をされて(それが良いとか悪いとかは別として)散々叩かれている創英企画の創英角ポップ体。
※公式には、創英ポップ1やPP1と呼ばれているが、この記事では原則として馴染みのある創英角ポップ体と呼ぶ。
※しかし創英企画の公式サイト(www010.upp.so-net.ne.jp/souei100/は、2017年3月現在は消滅している(ビックリ)。

実はこの2つ、後者は前者の模倣だとして、裁判にかけられたことがあったらしい。
ニィス(現エヌアイシィ)が敗訴したようだが。(→こちらを参照)


だけど僕には、どうもこの2つが同じフォントに見えない。
むしろ、安定感の面で言えば、創英角ポップ体の方がずっと良いと思うのだ。(あ~、これを言い出したら創英角ポップ体アンチが騒ぎ出すぞ~)
この記事では、僕がそう思ったその理由を述べていく。

まず先に断っておくが…
  • これは決して、創英角ポップ体はNIS-POP文字をパクったんじゃない、と断言するものではない。ただ、僕が見る限り、パクリ騒動にまで発展しなきゃいけないほど同じものには見えなかったからだ。
  • 決してどちらのフォントが良いとかいけないとか答えを出すつもりもない。ただ僕が感じたことを、客観的に書き綴るだけだ。


――さて、下に簡単なフォント見本を用意したので、見て欲しい。
(スマホやタブレットからこのページを見ている人は、タップして大きい画像で見てね)

まずこれ↓が、NIS-POP文字。
注:ここで示しているのは、昔、ニィスフォントが販売していた『字多楽』というフォントパックに収録され、販売されていた古いバージョンのフォント。そのため、現行のものと異なり、欧文のみがプロポーショナルフォントになっている。創英角ポップ体との比較がしやすいため、このバージョンのフォントを例に出した。字形等に特に変更はない(と思う)。
名称未設定-1
そしてこれ↓が、創英角ポップ体。(上記NIS-POP文字と同様に、欧文のみプロポーショナルフォントの「HGS」フォントを使用している)
名称未設定-2
さて、この2つ、そんなに似ているだろうか?
僕にはこの2つのフォントが、似ているようには思えないのだ。

…正直、創英角ポップ体の方が使いやすく感じる…と思うくらいだ。
アンチに叩かれる前に(笑)、その理由を僕なりに述べておこう。


①NIS-POP文字に比べ、創英角ポップ体はより大ぶりでベタ組に強い

上の見本のHGS創英角ポップ体は、和文は等幅だ(均等配置は行っているが)。
高度な文字組ができない環境では、等幅(ベタ組)で組んでも読みやすいってとても重要。
小ぶりなフォントを等幅で組んで、文字間が空いて読みづらい例って多いからね。
NIS-POP文字も、そこまで小ぶりでベタ組向きではない、ってことはないにしても…“POP文字”というからには、もう少し大ぶりに作って欲しかった。

②NIS-POP文字は濁点や漢字が痩せて見える!?

創英角ポップ体と比べると、NIS-POP文字は、濁点がとにかく小さい。細い。
もっと言えば、グラフィックソフトで文字の縁取りを文字の外側でなく内側に設定したせいで文字が痩せてしまった時並みに細い!

文字そのものが細ければ、濁点が少々小さかったり細かったりしても納得できるのだが、文字の太さに対して、濁点のこの細さは、視認性に欠ける気がしてならない。

③NIS-POP文字はかなに比べ、漢字が細く見える

創英角ポップ体は、かな・漢字共に、割と統一感のある太さに見えるのだが、NIS-POP文字は、どうしても、かな・漢字が文章の中できれいに溶け込まず、漢字の細さ・かなの太さが互いに主張しあい、自然に見えない気もする。

④NIS-POP文字は収容字数が少ない!

このフォントに限らず、ニィスフォントのPOP書体全般がそうなのだが、第二水準を網羅していないフォントが多い。
JIS第一水準の漢字、かな、記号類およびJIS第二水準より選んだ漢字94文字からなっています。JIS第一水準02区に、特殊記号類がいれてあります。
※ちなみに全角英数字も、このフォントだと打てないんだよ。

ニィスフォントは、「独自の文字セット」(翻訳すると、「第二水準網羅していません。ごめんね」)にいつまでもこだわっている。しかもこの仕様は、ニィスフォントが最も流行っていたであろう90年代後半から2000年代初頭の頃から現在まで全く変わっていないようだ…。


NIS-POP文字の方が、確かに安定感はあるかもしれない。
総合して、デザイン面でいえば、NIS-POP文字の方が上だと思う。

しかし、以上の面を踏まえると、使い勝手は、創英角ポップ体の方が良い、と言わざるを得なくなっているだろう…。
「ゴナ・新ゴ問題」で、真偽がはっきりせぬまま、デジタルフォントとして新ゴが扱いやすいからと、広まった例と同じな気がする。


そもそも、どっちが似ている・似ていないという指標ではかっても仕方ないんだよね。(かくいう僕も、Twitterではそういうこと書いちゃったりするけど。汗)
ただ、一部で、「創英角ポップ体はNIS-POP文字の模倣だ」という書き込みを見たので、僕なりの見解をここでは述べた。

もちろん、これをもって、「模倣ではない」と「断言」するつもりはない。
ただ、僕には同じに見えなかっただけ。それだけの話だ。
こういう見解もあるんだ、と、広い心で受け止めてくれると助かる。



――と、本当はここで話を終えるつもりだったのだが、思い付いたことがあったので最後におまけ。

最近物忘れが激しくて、どこだったかよく覚えていないが、これ↓はあるフォントベンダーが出していた『TAポップ M』というフォント。
手書き屋本舗ビジネスパック』に収録されている(現在は販売終了か?)。
名称未設定-3
突っ込み所がいろいろあって何から言えば良いのやら…。

関心のある人は自分で調べて欲しいのだが、 このフォントパックを販売しているベンダーも、どこかに訴えられそうなデザインのフォントを多く出している…。
僕もこのフォントが収録されたフォントパックを買って後悔した身だ(笑)。

そのフォントパックには、こんなフォントも…

TA角ゴGF(04ウェイト)↓
名称未設定-4
 TA丸ゴGF(04ウェイト)↓
名称未設定-5
文字がやたらガタガタに見えたり、各文字の太さが違って見えたりするけど、アンチエイリアスはちゃんとかかっているんだよ~(笑)。
文字それぞれがバラバラに見えるのは、フォントそのものに問題があるんだよ…。

だが、上のTA角ゴGFというフォントは、ドン・キホーテの値札でよく見かけるフォント…だと思う。(以下の画像がドン・キホーテの値札。他社フォントも多少混じっているので注意)
IMG_20170301_115000.jpg 

NIS-POP文字と創英角ポップ体が争うよりも、こっちの方がヤバいと思わない?!


…って、おまけなのにやたら長くなっちゃった!ごめんね♥


以上、ィヨロシク!!
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